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総合クラスの特色 -学ぶ喜びを実感する-

 総合クラスは、「基礎からじっくり学び直したい」との希望を持つ生徒たちが、中学校までの復習学習から始め、高校生としての基礎学力を着実に身につけるためのクラスです。

 一方で生徒たちの多くは、「高校生になって自分は勉強について行けるのだろうか」という不安を抱えています。

 総合クラスでは、生徒たちのそんな不安を解消するために、まずは授業の開始に当たって「学習ガイダンス」を実施し、1年間の学習内容や取り組み方について、生徒たちが見通しを持てるように指導しています。このガイダンスは、生徒たちの学習の指針として、年間を通して定期的に実施します。

 さらに、実際の指導に際しては、生徒一人ひとりの学力の状態をさぐりながら、その生徒にどのような指導が必要なのかを把握するところからスタートします。

 それは、「新しい気持ちで勉強に取り組もう」という生徒たちに、「わかる楽しさ」を実感できる授業で応えることが、学習に対する意欲を高め、ひいては真の学びを育むことにつながると考えるからです。

 本校では、このような考え方のもと、生徒たちの学習状況や興味・関心に合わせた柔軟な学習プログラムを用意し、次のようなガイドラインで全教員が取り組んでいます。

学び直しからのスタート -「わかる・できる」を実感できます-

point 1 学習状態の把握が指導の出発点

 中学校までの学習到達度が不十分なままに、高校の学習に取り組んでも、新しい学習内容の理解・定着は困難です。本校では、まず、学力診断テストや個人面談等により、「何が、どこまでできるのか」、「何が、どこからできないのか」という生徒一人ひとりの学力の状態をさぐりながら、その生徒にどのような指導が必要なのか把握するところからスタートします。

point 2 学び直しで「わかる・できる」授業に

 総合クラスの学習指導については、国語・数学・英語を中心に、中学校までの復習学習に取り組む「学び直し」から始めます。教材としては、マナトレ等(ベネッセ発行)を活用し、「わかる・できる」という実感を大切に、その積み重ねが学力の向上につながる授業作りに努めています。

point 3 生徒の理解度・習熟度をつねにチェック

 また、授業は、生徒たちが、「取り組みやすい」と感じられるように、「一時間ごとの完結型授業」や「学習内容を整理・理解できる板書」、また「指導から活動への適切な流れ」などに留意・工夫しています。さらに、日常的に小テストや形成的評価を行い、各生徒の理解度・習熟度をチェックし、個別の状態に留意した指導を進めます。

一人ひとりを伸ばす、多様な学習指導 -自分に合った学び方を身につけます-

point 1 指導のサイクル化で学習の習慣化を

 自分に合った学習スタイルを身につけながら、学力を向上させるには、学習の習慣化が不可欠です。そのために、総合クラスでは、生徒たちが、「学習=授業」としてではなく、「授業 → 復習 → 確認テスト → (自己)評価」という「サイクル」として学習を理解し、前向きに取り組むことで学習の習慣化を促進できるよう、授業から評価への適切な流れ作りに留意・工夫した学習指導に努めています。

point 2 一人ひとりを大切にする「声かけ」補習

 教員にとって、生徒たちの「わからない、つまらない」といった本音をキャッチすることも、重要な学習指導のひとつです。本校では、確認テストやノートチェック等に加え、授業中の生徒の様子を注意深く観察し、必要と思われる生徒には、教員から「声かけ」をして、つまずきが見られる部分の補習等を実施しています。

point 3 楽しさ・やり甲斐で「好き」を「得意」に

 生徒たちにとって、検定などの具体的な目標や、興味・関心に焦点を当てた学習などは意欲を持って取り組めるテーマです。そのために、本校では、科目学習と関連づけて、漢検や英検、情報処理検定を積極的に実施しています。また、「アウトドアゼミ」や「自然科学ゼミ」などの少人数ゼミ形式の自由選択科目も用意されています。

point 4 「学び方」を学ぶ学習カウンセリング

 学習内容をよく理解できていない生徒の場合、「どのような方法で学習すればよいのか」、「わからない内容にどのように取り組めばよいのか」など、学習の仕方自体が身についていないケースが少なくありません。

 この課題は、基本的であると同時に、最も重要な課題でもあります。総合クラスでは、定期的に学習方法についてのガイダンスや学習カウンセリングを行い、生徒たちが「自分に合った学び方」を学べるように支援しています。

新しい仲間たちと共に -クラス活動で社会とかかわる力を養います-

point 1 新しい仲間づくりのために

 生徒たちが、落ち着いた学校生活を送るためには、新しい仲間たちとの関係づくりが大切です。

 そのために、クラス担任は、生徒たちが自然に友人の輪を広げていく様子を見守りながらも、周囲とうまくなじめない生徒などがいた場合には、その生徒の気持ちを十分に踏まえたうえで、無理なく関係づくりができるように支援します。

 また、新しい仲間たちとの関係づくりをうながし、コミュニケーション能力を高めることをねらいに、グループエンカウンターやアサーショントレーニングなどの心のエクササイズを学級活動に取り入れています。

point 2 社会力を高めるクラス活動

 さらに、本校では、係活動や行事などの学級集団としての活動を重視し、クラス担任が学級経営を工夫することで、生徒たちが、集団の一員としての物事への取り組み方や人間関係力を学び高めることができるように取り組んでいます。