STクラスの特色-不登校を乗り越えるために-
STクラスは、これまで不登校状態にあった生徒たちを対象に、時間的にも、精神的にも、ゆとりある環境を用意し、一人ひとりが自分に合ったペ-ス・方法で学習などに取り組み、それぞれの「よさ」を育み、伸ばすことのできるクラスです。
STクラスでは、まず、「自分は、きちんと登校できるだろうか」という不安を抱えている生徒たちの「心の居場所」づくりに力を注いでいます。
生徒たちは、中学校時代につらい心の体験をしてきただけに、お互いを理解しようとする雰囲気がおのずから生まれてきます。また、入学を機に、自分らしく充実した高校生活を送りたいとの願いを持っています。
本校では、こうした生徒たちの思いをしっかり受け止め、あわせて、一人ひとりが抱えている課題と向き合いながら、きめ細かなサポ-トを行っていきます。
そして、クラスとして一つのテ-マに向かって皆が力を合わせ、チャレンジする体験を次第に増やすことで、「心の居場所」から「学びの場」へと発展していきます。
このSTクラスは、本校の前身である武蔵国際総合学園が18年前に創設したもので、複数のスクールカウンセラーを中心としたサポート体制が充実しています。
新しい仲間たちと共に -安心できる「心の居場所」です-
point 1 安心して最初の一歩を踏み出せるように
STクラスに入学する生徒や保護者の方には、入学前に、スク―ルカウンセラーや経験豊富な教員が、これから始まる高校生活への不安をやわらげ、安心して最初の一歩を踏み出せるように、希望者を中心に個別のカウンセリングを行います。
また、必要に応じて、数回程度の登校練習も実施します。
point 2 新しい仲間づくりのために
生徒たちにとって、自分のクラスが「安心できる場所」となるためには、新しい仲間たちとの関係づくりが大切です。
そのため、STクラスの担任は、生徒たちが自然に友人の輪を広げていく様子を見守っています。
そして、なかなか周囲とうまくなじめない生徒や、友だちづくりを急ぎ過ぎている生徒などがいた場合には、その生徒たちの気持ちを十分に踏まえたうえで、無理なく関係づくりができるように支援します。
point 3 クラス作りのための心のエクササイズも
STクラスでは、新しい仲間たちとの関係づくりをうながし、コミュニケーション力を高めることをねらいに、グループエンカウンターやアサーショントレーニングなどの心のエクササイズを学級活動に取り入れています。
ひとりで悩まないために -メンタルサポ-トが充実しています-
point 1 きめ細かなカウンセリング体制
経験豊かな専任スクールカウンセラー( 臨床心理士)がゆっくりと話を聞いて、悩みの背景を一緒に考え、さまざまなアドバイスをします。もちろん、すべての教員が生徒たちの心の声に耳を傾けるカウンセリングマインドで接しています。また、悩みを抱えている保護者の方に対するカウンセリングも実施しています。
point 2 生徒たちを見つめ「声かけ相談」を
入学後は、生徒本人の希望によるカウンセリングだけではなく、全教員が、生徒たちの日常生活を注意深く観察するなかで、「何らかの悩みを抱えている」、「友人ができず孤立しがち」などの様子が見受けられる生徒に対しては、教員からの予防的な「声かけ相談」を行っています。
point 3 必要に応じた個別的な支援を
心や体のリズムを崩して欠席が多くなったり、登校しても教室に入れない生徒たちのために、次のような具体的なアドバイスや支援を行います。
(例)
●毎日の登校が困難な生徒 週2~3日の登校ペースで取り組める学習計画を提示し、それに基づくガイダンスと実際の指導を行う。 ●クラス集団が苦手な生徒 学習室での個別授業から始め、徐々に、クラスでの授業を受けることができるように支援する。
point 4 生徒の状況に応じた再登校支援
入学後に、ふたたび不登校傾向になった生徒には、クラス担任とカウンセラーが、保護者の方と連携しながら、家庭訪問、手紙・メールによるレターカウンセリングなど、その生徒の状況に応じた方法で再登校できるように支援します。また、不登校が長引いてひきこもりがちになった生徒には、本人・保護者の方と相談のうえ、メンタルフレンド(教育・心理学系の大学生等)を派遣する場合もあります。
一人ひとりが、「学ぶ力」を発揮するために -基礎からじっくり学び直せます-
point 1 学習状態を把握したきめ細かな学習指導
学力診断テストや個人面談等により、入学した生徒一人ひとりの学習状態の把握に努め、そのうえで、個々の状況を踏まえた、きめ細かな学習指導を行います。
point 2 「学び直し」からのスタート
STクラスの生徒たちの多くが、不登校だった期間の「学習の遅れ」を大変気にしています。
学校としても、高校学習の土台にあたる、中学校までの「未学習」部分を身につけなおすことが、これからの高校生活のためにとても重要であると考えています。
そのために、STクラスでは、少人数編成で、国語・数学・英語を中心に、中学校までの復習学習に取り組む「学び直し」から始め、高校生としての基礎学力をしっかり習得できるように丁寧に指導します。
point 3 生徒の生活リズムに応じた学習支援
入学後も、生活リズムが安定しない生徒などのために、次のような個別の学習支援を行っています。そのうえで、徐々に、生活リズムの安定やクラスで授業を受けることができるように支援します。
- 心や身体のリズムが安定せず、遅れて登校してくる生徒のための、放課後の個別・グループ別の補習・補充授業。
- 集団が苦手で教室に入れない生徒のための「学習室」での個別授業。
- 夏休みなどの長期休業期間中の、各種の補習・補充授業。










