日々輝学園デジタルパンフレット2021 神奈川校
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保護者から日々輝でのびのびと高校生活を送り、羽ばたいていく生徒たち。保護者の方々からも、子どもの成長をよろこぶお声をいただいています。22Hibiki Gakuen High School各校舎のPTAには「文化教養」「広報」等の委員会が設けられ、年間を通して、研修会の開催や学校行事への参加、保護者同士の交流など、多くの方々が積極的に参加しています。PTA活動も多彩です!定期的に開催されているフリートーキング。お茶を飲みながらアットホームな雰囲気の中で意見交換をしています。秋の輝跡祭では生徒たちと同様に、工夫を凝らした模擬店などで大いに盛り上がります。なんでも話せる憩いの場おしゃべりの会輝跡祭ではお母さんたちの表情もイキイキ各校舎で年数回、広報誌を発行しています。 「このままではお子さんが自信を失い大変なことになりますよ」。小学校3年生の時、担任の先生に言われてハッとしました。確かに息子には常に大きな不安があり、近い将来、笑顔がなくなるかもしれない、と私自身も不安に感じたのを覚えています。それからはどんなに小さなサインも見逃さないよう、真剣に子どもと向き合いました。 中学生になると、自分と周りを比較してかなりのストレスやプレッシャーを感じるように。気持ちを表に出すのが苦手だったため、将来に悲観し、否定的なことばかり口にするようになりました。親として何とか将来に希望を見出してほしい、自信を持ってほしいという一心で進路を選択した結果が、日々輝でした。 学校生活はゆっくりとした歩みでしたが、着実に「自分の力」を見出す時間でした。「○○君が、○○先生がこんなこと言ってくれた」とよくうれしそうに話してくれました。周りに受け入れられ、認められることで、少しずつ自信を持つことができたように思います。特に高専連携授業をやり遂げたときは本当にいい表情で満足した様子でした。 何より感謝していることは良い先生、良い友達に出会えたことです。しかし、それを実感するやいなや “コロナ禍”に突入。学校に行きたいのに行けないという苦悩の日々が続きました。これまで学校に行くことが習慣であり義務であったのが一変し、「今週は3日も行ける!」とうれしそうに話す変わりよう。行事が中止になるなか、ささやかなことにも楽しみや喜びを見出せるようになりました。この辛い経験もきっと将来、苦難を乗り越えるための糧になると信じています。 春から息子は介護福祉士の専門学校に進学します。小学校の卒業文集で書いた「人の役に立つ仕事をしたい」という夢に一歩近づけることでしょう。いつも近くでたくさん関わってくださった先生方に、心から感謝いたします。少しずつ、着実に「自分の力」を見出しました卒業生保護者 Mさん 中学校2年生の文化祭が終わると同時に、娘の心と身体は動かなくなりました。以前から学校へ行けない日がありつつも何とか登校を続けていましたが、文化祭をきっかけに、それまで張り詰めていた心の糸がプツリと切れてしまったのです。 当時の私は動けなくなってしまった娘の状態を受け入れることができず、娘に対して辛く当たってしまうこともしばしばありました。そんな日々の中、娘から一通の手紙が渡されました。そこには娘の心の葛藤や家族への想い、学校へ行けないことへの罪悪感など、想いの全てが綴られていました。その手紙を読み、娘の想いを知った私は、全てを受け入れ寄り添おうと心に決めました。 3年生になり進路を考え始めたときに日々輝学園という通信制高校があると知人に教えてもらい、何度もオープンキャンパスや説明会に参加しました。日々輝の先生方や生徒の皆さんはとても優しく親切で、「この学校なら自分も通えるかもしれない!」と娘の心に希望が生まれました。中学時代ほとんど着ることのなかった制服を着て、通信制でありながらも学生らしい生活が送れるということが親としても、とてもうれしかったです。 入学してからの娘は、今までの時間を取り戻そうとがんばりすぎて疲れてしまった時期もありましたが、その度に先生のサポートもあり、少しずつ自分のペースで楽しく学校生活を送れるようになりました。 4月からは、小さな頃からの夢だった看護師をめざすため看護専門学校へ進学します。親身になって支えてくださった先生方、娘を大好きだと言ってくれるお友達と出逢えたことが娘にとって大切な宝物になったと、心からそう思います。先生方、友人との出会いが娘の大切な宝物に卒業生保護者 AさんVoice of Parents

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