それは、人柄の良さ、能力の高さ、体の強さなど、一人ひとり異なりますが、その「よさ」を発揮できるようになりたいとの願いこそ、彼らの成長を促す大きな力だと言えるのではないでしょうか。

とくに、精神の成長期である高等学校での三年間は、その芽を育み伸ばす、大切な季節(とき)です。

基礎基本に重点を置き、スモールステップで取り組む教科学習。 自然や社会での活動、人々とのふれ合いを通して、新しい発見や生きた知恵と出会う体験学習。

辛い経験や悩みを乗り越えるために、心の力を養う心理支援やセルフトレーニング。

これらを教育の柱として、生徒一人ひとりの実情に注目・留意した、さまざまな働きかけを行います。

それは同時に、これまでの学習や体験についての理解や認識を深め、自己に合ったペース・方法で学ぼうとする意識を高めるはずです。

そして、この力が、自らの個性や能力を正しく認識させ、社会の中で異なる価値観を容認・共有し、
多くの人々と「違いを認めて共に生きる」人間に成長させるのです。

私たちは、よき共感者・同行者として立ち会い、彼らの持つ力を信頼し、自信をもたせ、その力を余すところなく発揮できる教育を実現するために全力を傾注してまいります。